作家からのメッセージ
武田育雄「光次元絵画」――それは愛と美が光り輝く世界、西洋・東洋の精神の融合。
そして大宇宙の根源の念いからつながるエネルギー。
愛、智、発展、繁栄、無限、希望、真、善、美、聖なる光。
仏神の説く、知的進化、美的調和を探求し、真の純真芸術を創り出すための技と魂の向上に日々努力をしています。
真の芸術は、真理を内包し、魂の進化、人格の向上、社会の発展、繁栄に寄与するものです。
地球人類愛に目覚め、家庭ユートピアから世界のユートピアへと、平和で幸福な世界を創るためにも、光り輝くアートをできるだけ多く、光の念いを込めて世に出すことです。
新時代、21世紀に願いを込めて。
武田育雄 経歴
1972年 |
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芸術評論
真理の追究と人格の向上で世界の平和を
全作に光が満ち満ちている。光は人の心に希望をもたらすばかりではなく、確実に導いていく。単にヒーリングと言うだけでは、武田氏の意図を語り切れないであろう。これは、人々を平和に向けて積極的に誘導するミッショナリーとしての作品なのである。それは氏の言葉が明瞭に物語っている。「真のアートは、真理を内包し、魂の進化、人格の向上、社会の発展、繁栄に寄与するものである」
正にすさましいまでの真理である。
掲載作中で筆者は「愛と美と光の天使」と「無限の愛」に特に感銘を受けた。心の底から気持ちを浄化させるすごい作品だからだ。一方「真の発展 無限の愛」では武田氏の力量のすごさをまざまざと感じさせられる。アートは単なる表現行為ではなく、社会に世界に魂を訴えかけて初めてアートの価値がある。武田氏のそれは究極のものである。このすばらしきヒーリングアートに人間の幸せと世界平和への雄々しき訴えを感ぜずにはいられない。
文・吉村克彦
真善美に輝く光次元空間の創造
武田育雄さんとこの間対談の機会に恵まれ、幸いにもじっくりと芸術談を交わすことができた。心身ともに極めて健康で、明るい希望に満ち満ちている武田さんは、その光にあふれた作品群同様に、真・善・美に輝き、明快な歓談はあっという真に過ぎた。
「光次元絵画」というものを創造し、在来の画材による陰影表現ではなく、”光”そのものを描く、クールで透明な世界をユニークに示している。
その次元構造というのは、いままでの地球上の概念の物質を超える九次元にまで至る、釈迦やイエスや空海などの想念に近づく、光やエスプリの世界が対象となっている。
ある時、根源の光となるタテに走る光線のインスピレーションを受けたときからこの表現は始まり、天命からの啓示のようにして、いらい相次いで作品発表を続けている。
もともとイラストレーターの仕事によって、技術的にも超高度な洗練の域に達していたことも幸いして、イマジネーションを明確に具現することに事欠かなかった。
今はひたすら、天上界からの神や仏の声を聞くかのように自然に創造のエネルギーが迸り、ひたすら制作に没頭されている。まさに大宇宙との直接的な交感が創造を促している。
まぶしいばかりに輝く作品の傾向は、具象から、しだいにシンプルな抽象に向かっているようで、なかでもシンメトリィへの信仰はますます冴えた光の空間へと誘ってくれる。
文・長谷川 栄